badboy

レッドベルベットの人気曲、BAD BOYのYoutube映像が快挙です。

なんと再生回数が2億回を超えました！

今回は改めてBAD BOYのMVの魅力について解説します。

発表は2018年1月間隔の短いカムバ

レッドベルベットといえば、そのサウンドは明るく元気なコンセプトのレッドと暗くて大人っぽいコンセプトのベルベットという対照的な二つのコンセプトから成り立っています。

BAD BOYの前曲のPeek a boo からベルベットのコンセプトの暗さがバージョンアップしていました。（なんといってもピザ宅配員を殺しちゃうんですから）

そのPeek a booは2017年11月の発表だったので、それを考えるとすごく短い間隔でカムバしたのね。

今思うと、レッドベルベットを一気に大人化しようとしたのかな、って思います。

おかげで当時すでに始まっていた初のコンサートツアー、Red room からはこぼれちゃった感じだったわね。

BAD BOY その独特の世界観と象徴

映像を追っていくとわかるんだけど、BAD BOYのMVのストーリーは独特な世界観と象徴に彩られています。

例えば七色のアヒルの浮輪や唇が縦になっている本の表紙などは同性愛を象徴しています。

映像の中ではスルギxジョイxアイリーンによる三角関係も見られます。スルギxジョイの関係がジョイxアイリーンになってしまうのです。裏切られた形のスルギは怒り心頭となり銃口をジョイに向けます。（本編よりMVティーザーの方ではっきりわかります）

またイェリとウェンディは特殊な役回りを演じています。秘密を「言えない」内気なイェリ。そして秘密を「言わない」全能なウェンディ。その象徴のシーンはタイプライターとともに崩れるイェリや卓上で燃やされるウェンディのカメラに現れています。

また、スルギがジョイに裏切られた後の切れっぷりが注目です。というのもスルギの素のキャラは天然で純朴な女の子。これまでのMVでもダンスのキレキレぶりがフィーチャーされることはあっても性格が切れていたことはなかったのですから。

ともあれBAD BOYのMVの中でスルギは「放蕩」な生活に浸かってしまいます。札束ばらまいたり、ハート型のサングラスなんかすごく象徴的です。

評判を呼んだBAD BOYファッション

今回のMVのファッション。ブランドは以下の通りです。

OPENING CEREMONY
Forever 21
GUCCI
Happy Endings’ Slogan
SUICIDE ATTACK CORPS

とてもスタイリッシュに着こなしていてとってもクールなんです。

でも癖が強い！

OPENING CEREMONYはKPOPアイドルがよく着用しているわね。GUCCIについてはSMエンターテインメント全体として大大大好き！って感じ。だけどこのMVではＴシャツを大胆にリメークしてます。GUCCIの担当が見たらびっくりしちゃいそうwww

トータルなイメージとしてスタイリッシュかつセクシーなガールクラッシュな感じ。このMVのMVPはストーリーの中でスルギを翻弄するジョイね。

アメリカでは超人気曲

一方、このBad Boyがアメリカで大受けだったの。レッドベルベットの曲はそれまでもアメリカのチャートで好反応だったんだけどBad Boyはピカイチだったのね。

実際の話、ビルボードによる2018年のベストK-POPソング20（The 20 Best K-pop Songs of 2018: Critics’ Picks）の中でBad Boyが1位になりました。さらに同じくビルボードではKPOPの範疇も超えて全体の結果である「2018ベストソング100」で43位を記録しました。これはKPOPガールズグループとしては唯一のランクインです。

こんなこともあってニューヨークでレッドベルベットがBad Boyを歌ったときはこんな騒ぎだったのよ。

途中から英語の歌詞で歌ったから観衆の反応がすごいでしょ！

ビルボードはベストK-POPソングにおいては「Red Velvetのファム・ファタール（魔性の女）的なアイデンティティを仕上げた。『Bad Boy』はR＆Bの滑らかさを示し、今年、最も完璧なRed Velvetの作品である」と評してます。

また、ベストソング100においては「可愛らしさと成熟さの両方が同居するRed VelvetはこのR＆B曲ではサイレンの音、ハイヒールのヒールの音、ハーモニーなどの素材を複雑に組みあわせて曲を魅力的に仕上げている。同曲によってポップ音楽に粗さと柔らかさが共存できるということが証明された」とまでコメントしていてべた褒めなんです。

先のアメリカツアーの成功からもわかるようにレッドベルベットがグローバルレベルでは先んじているってことなんですね。

今後もがんばってほしいわ！

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